中国の書道は東アジア書道の元祖、
中国の書道では特別な視覚センスがあり、その文字がわからなくても、人を魅了する美がある。
書道は中国の伝統芸術であり、組み合わせによって、表現と変化を生み出し、違う表情を表せる。
中国の書道は漢字をもとに、線と線の芸術である。
君子として「六芸」の一つとして、孔子が書道の重要さを強調していた。
*「六芸」とは禮、樂、射、御、書、數。
古代の地位ある男として、必須条件として見られていた。読書等々と違い、書道は知識ではなく、人の修養としてみられていた。
唐の時代では、「身、言、書、辯」4つのポイントで官僚を採用していた。その中に書は書道のことである。
この制度は唐から清まで、長い歴史の中に使われていた。
そして、中国歴史上の帝皇、有名な大臣の中でも、一流な書道家でもある。
唐太宗や宋徽宗、そして、秦の時代の李斯,唐太宗朝の褚遂良,宋の時代の蘇軾、黃庭堅、また清代の劉墉、林則徐などなど。
中国の書道の道具といえば「文房四宝」と呼ばれている「紙、筆、墨、硯」となる。
紙 中国の四大発明の一つ、最も有名なのは安徽宣州で生産された宣紙。墨の水具合によって、書道の味が違うため、
好きな紙を選ぶのは当初の流行りである。
筆 日本でも使われていて、動物の毛で作られている。
墨 松の枝など燃やしたあとの墨で作られていた。
硯 古文では磨くという意味を持つ。石で作られていたものが多い。
漢字の伝統的なフォントは大きく5つと分けられている。
篆書、隶書、行書、草書と楷書。
また、古代から使われていた印刷用のフォントは2つ:
宋体、倣宋体。
現代の印刷用のフォントは黒体。