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中国の果実酒

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中国の果実酒

とても古い歴史を持つと言われている中国伝統のお酒、

中国酒は、紀元前4000年頃、すでに作られていたということが書物や遺跡などから判明しています。

それだけの長い年月を経た文化ですから、一言に中国酒と言っても種類は大変豊富にあります。

そして、中国で育まれたお酒文化は世界へと渡り、さらに多くの地域で今も愛されています。

そんな中国酒ですが、分類分けすると4つに区分けすることが可能です。

黄酒、白酒、ビール、果実酒がその内訳となります。今回は最後のひとつである果実酒についてのご紹介です。

 

歴史と特徴

 

果実から作られる果実酒は大変長い歴史がございます。

200年代の魏文帝からもとても高い人気を集めていたと言われています。

ただ、その後は中国地方以外からの新しい技術が輸入されるまで、そこまで目立った変化や進化、発展などは見られなかったようです。

そんな果実酒ですが、メインは葡萄や林檎、アンズなどのくだものを醸造して作る醸造酒、そうワインとほぼ同義となっています。

また、そういったくだもの系統とは一線を画す種類のお酒として、

白ワインにキンモクセイの花を漬けるというちょっと変わった桂花陳酒といったものもあったりします。

アルコール度数自体は10度台の中盤が多いので、度数の高い他の中国酒と比べ、比較的とっつきやすい分類と言えるでしょう。

果実そのものについても補足すると、水分量が非常に多い葡萄、そこまで多くない石榴など、

水分量にはあまりとらわれていません。

ご存じのとおり、広大な国土を有する中国には果物自体の種類の幅が豊富ですので、

そういったものを利用したお酒が太古の昔から作られ始めていたということになります。

穀物などの醸造技術は4000年以上の歴史があり、レベルも高かったため、

豊富なくだものと技術が融合した果実酒を幅広く作り、いろんな味を楽しんでいたのでしょう。

一時成長に陰りがあったと上述しましたが、その背景には穀物酒優先の風潮がありました。

無くなったわけではないものの、少しの間は細々と受け継がれる歴史も持ち合わせています。

でも、近代では酵母菌からの発酵技術が広がりを見せたことで、くだもの系統の醸造酒が改めて盛り上がったという流れになります。

飲み方は冷やして飲むのがポピュラーですが、桂花陳酒などはロックが人気です。

 

種類

 

・葡萄酒

・杏子酒

・茘枝酒

・山ざし酒

・桂花陳酒

ここでは一風変わった北京桂花陳酒の説明をします。

酒精度は15度、糖分14%のワインの一種です。

北京以外でも製造されている桂花陳酒ですが、北京産が特に有名で全国優良酒に選ばれています。

その最大の特徴は、特徴的な香りにあるとよく言われます。

桂花(もくせい)とワインの甘さ、この2つが絡み合うことで、味だけでなく香りを武器にしたお酒ができあがりました。

楊貴妃や毛沢東など、長い中国の歴史の中でも重要な人物たちに、何かしら関係を持っているというのも、この風味を感じれば納得がいくでしょう。