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中国の緑茶

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中国の緑茶

中国緑茶は、中国で最大の生産量と消費量を誇る、最も一般的に親しまれている中国茶です。

また、中国は世界最大の緑茶の輸出国でもあります。世界の供給量の80%を占めています。

緑茶とは、お茶のなかでも無発酵のものを指します。

中国緑茶も同様で、発酵させていない緑色の茶葉が特徴です。

日本の緑茶と中国の緑茶との違いは、生産過程にあります。

緑茶は無発酵茶ですので、途中で加熱処理を加えて発酵を止める過程を必要とします。

その加熱処理の方法が、日本では茶葉を蒸すのに対して、中国では釜炒りを行うのです。

そのため、お茶を煎れたときの香りや味に違いが現れ、中国緑茶はやや黄色味が強く、

味わいもふくよかとなります。その香りは、豆や磯香りに例えられることが多いです。

 

中国緑茶の歴史

 

「漢方は2500年。茶は4000年」という言葉があるくらい、中国茶は長い歴史を持っています。

時代とともに様々な形で親しまれてきた中国茶ですが、その中でも中国緑茶は現代のお茶の元祖とされています。

唐の時代には餅茶と呼ばれる茶葉を細かく砕いて小さく固めて作る固形のお茶が中国全土に広がりました。

中国緑茶の起源もこの時代にあるとされ、陸羽という唐時代の文筆家が自著である茶経にお茶の製法や文化をまとめています。

茶経は、中国だけでなく世界各地に広まり、各国のお茶の文化に影響を及ぼしたといわれています。

 

中国緑茶の種類

 

中国の緑茶には様々な種類があります。代表的な物を取り上げます。

 

龍井茶(ロンジンちゃ)

 

龍井茶は、中国茶を代表する緑茶です。産地は中国の杭州市で特産品とされています。

茶葉は平たく緑色をしており、色、香、姿、味の4つの要素が整っているため、四絶と呼ばれるほど称賛されています。

 

黄山毛峰(こうざんもうほう)

 

黄山毛峰茶は、中国十大銘茶のひとつです。こちらも中国を代表するお茶の1つであり、安徽省歙県の名山黄山を産地としています。

採取した茶葉を高温で長めに煎る製法が特徴です。そのため、緑茶ではあるが黄緑色のお茶になります。

茶葉に白い産毛がある物ほど価値が上がり、高級なものは「雀舌」と呼ばれます。

 

廬山雲霧(ろざんうんむ)

 

廬山雲霧茶(ロザンウンムチャ)も中国十大銘茶のひとつです。

観光地としても有名な江西省九江市南部の名山廬山を産地とし、唐の時代に献上品とされ、長い歴史の中で重宝されてきたお茶です。

茶摘み後に数時間だけ萎凋の時間を設けた製法で、漢方薬のような香りと新緑の色が特徴です。

 

信陽毛尖(しんようもうせん)

 

信陽毛尖は、河南省の信陽を産地としています。

清の時代から製造された比較的新しいお茶です。

中国国内の有料産品に度々選ばれるブランド茶で、世界広く名前が知られています。

深い緑色をした茶葉で、淹れると透き通った明るい色のお茶になります。まろやかなで濃厚な味が特徴のお茶です。

碧螺春(ヘキラシュン)

 

碧螺春は、江蘇省の太湖の島洞庭山が産地とする銘茶です。

茶葉の特徴は、螺旋形の形と白い産毛で、この白い産毛が多い程、風味が高く美味しいとされています。

清の時代では、宮廷で使用するお茶として納められていました。

甘く香ばしい香りが魅力です。

中国緑茶の楽しみ方

 

中国緑茶は、特に香りに重きを置いて製造されてきたと言われています。

日本茶と比較すると、中国緑茶は香りが優れており、味はやや薄味に感じます。

中国緑茶はその特徴的な芳醇な香りを最大限に感じることに楽しみがあるといえます。