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中国の黄茶

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中国の黄茶

中国伝統のひとつである中国茶は作り方、発酵度によって大きく7種類に分類されます。

そのうちの一つがファンチャと呼ばれる黄茶です。

その名の通り、茶葉に多少黄色くなっている部分があることが、『黄茶』とされる理由となっています。

実は、黄茶が最初にできあがった経緯は偶然の産物だと言われています。

いわゆる緑茶を製造している流れの中で、揉み込んだ後に乾燥させる工程がありますが、

その乾燥自体が通常よりも少し足りておらず、それが原因で茶葉を発酵させてしまいます。

それによって予期せずお茶の色が全体的に黄色く変化してしまった、

これが新しく世に出た「黄茶」の製造方法ということになります。

 

歴史

 

黄茶の歴史は古いです。

「蒙頂黄芽茶」という四川省が原産の黄茶に至っては、さかのぼることなんとニ千年も前には世に存在していたというのが通説です。

また、唐の時代からポピュラーな黄茶であった「君山銀針」ですが、清の時代には乾隆帝(1711~1799)に献上されていたと言われています。

黄茶を楽しむ上流階級の方々においては、お茶の葉っぱをガラス製の食器に入れ、味や香りだけでなく、

茶葉がお湯の中でどんな動きをするのか、という視覚も含めた嗜好がありました。

 

種類

 

お茶の葉の種類で大きく分けて3つに大別される黄茶(ファンチャ)ですが、種類分けの概要と、

その中に複数ある銘柄のうち、有名どころをピックアップしてご紹介します。

 

黄芽茶

 

黄芽茶とは、お茶の葉の部分の中で、芽だけを使用して製造した黄茶(ファンチャ)になります。

ポピュラーな銘柄を挙げるとすれば下記のようなものになるでしょう。

 

・君山銀針(くんざんぎんしん)

 

黄茶(ファンチャ)の中でも、このお茶は特に代表格だと言えるでしょう。

特徴はその風味で、香りの柔軟性と、はちみつのような甘さがあります。

 

・蒙頂黄芽(もうちょうこうが)

 

お豆のような自然なうま味に秀でた黄茶(ファンチャ)です。

このお茶は歴史が大変長く、唐の時代の詩人「白居易」がよく味わっていたと言われているほど、有名な茶葉なのです。

 

黄小茶

 

黄小茶とは、お茶の葉の中でも若葉だけを使用して製造した黄茶(ファンチャ)になります。

ポピュラーな銘柄を挙げるとすれば下記のようなものになるでしょう。

 

・北港毛尖(ほっこうもうせん)

 

濃厚でありつつもさわやかな香りが特徴で、主な生産地が湖南省の黄茶(ファンチャ)です。

全体的なバランスがいわゆる緑茶に似ていると言われています。

 

黄大茶

 

黄大茶とは、お茶の葉の中でも多少サイズが大きくなった葉だけを使用して製造した黄茶(ファンチャ)になります。

ポピュラーな銘柄を挙げるとすれば下記のようなものになるでしょう。

 

・霍山黄大茶(かくざんこうたいちゃ)

 

黄大茶の代表格です。メインの産地は安徽省の霍山となっています。

甘さがやさしく、少しだけ香ばしさも備えた黄茶(ファンチャ)になります。