中国の東に位置する上海は中国の経済中心地となっている。
2015年のGDPは中国1位で、アジアでは東京に続き、2位とランクイン。
ビジネスとともに、観光にも注力している。
有名な場所といえば外灘の夜景、浦東陸家嘴の高層ビル、上海豫園はメジャーな観光スポット。
最近では、50年代上海伝統居住石庫門の建築をそのままの姿を利用したナイトスポットは海外の観光者に人気。
新天地と田子坊はその中にもっとも知名度高い場所。
上海の歴史は中国春秋時代からさかのぼる。当時は呉(三国のファンお馴染み)に属している。
戦国時代になると吴、越、楚と変わり、秦漢時代では会稽郡、吴郡という名前になっていた。
唐の天宝十载(751年)吴郡の中に华亭县を設立され、上海地域初めて比較的に独立した行政区を誕生。
1218年1月7日(南宋時代)上海務と設立された。
1292年(元)上海県に変更し、管轄面積は2000k㎡まで広がり、嘉庆十五年(1810年)清朝では分割され、600k㎡まで縮小。
同治二年(1863年)以降は各国の勢力が入り、租借(そしゃく)地が増えてきた。
それが原因となり、昔から上海は外国人に対し、排外感情が薄いエリアとなった。
1949年5月27日上海解放され、現在の上海と続けてきた。
現在の上海では16区となっていて、黄浦江の西と東と大きく二つに分けられた。
西中心部
黄浦区
徐汇区
长宁区
静安区
普陀区
虹口区
杨浦区
東中心部
浦东新区
郊外エリア
闵行区
宝山区
嘉定区
金山区
松江区
青浦区
奉贤区
崇明区
上海の文化は中国の中でも独特な場所。
まず、上海地区では方言範囲広く使われている。
汎用の中国語と比べるとかなり差異が大きい、上海以外の中国人も上海方言の意味全然理解できないほど。
そして、伝統文化といえば、ファッションは大きな部分になる。
上海伝統の服装では旗袍という女性の服装がある。
チャイナドレスの一種類になる。
上海劇も上海伝統文化を代表する一部分。
滑稽戏(huajixi)は日本という漫才的な大衆劇。大げさな演技、ユーモアな言葉遣いが特徴。
“说”(喋る)、“学”(真似する)、“做”(演じる)、“唱”(歌う)をバランスとって表現される演劇。
越劇(yuejv)上海発祥、中国全土まで広がった伝統劇。歌うをメインの演劇で、恋愛題材のものがメイン。
上海の飲食も上海伝統文化の中に大事な要素。
上海人では上海料理のことを本帮菜(benbangcai)と呼ぶ。
特徴は”濃油赤醤”と言われている。
油が多いめで、味が濃い、また砂糖よく使われ、見た目は赤い。
有名な上海料理は油爆河虾(河エビの炒め)、油酱毛蟹(上海ガニの醤油炒め)など、
そして上海人の伝統朝ごはんといえば:大饼(ナンぽいもの)、油条(揚げパン)、粢饭(米団子、おにぎりに近い)、豆腐浆(豆乳)
上海老酒(紹興酒)、上海黄酒伝統醸造工芸は中国最も古い歴史持つ発酵酒の一つ、ワインとビールと合わせて、世界三大古酒と呼ばれている。
上海木彫は中国木彫工芸品重点産地の一つ。
材料で分けると白木、紅木、黄楊木彫3種類となる。
日本人観光客に人気なお土産として、いろんな彫刻の模様が入った木の扇子が有名
「上海面塑」は別名を「面花」、上海の地方伝統工芸品の一つ、百年以上の歴史をもっている。
”面人趙”と呼ばれている面塑の芸術家赵阔明は第一人として、発展してきた。